肥満とは、体の中の脂肪の量が一定以上になった状態を言います。
人間の体は大まかに分けて、水分、糖質、タンパク質、ミネラル、脂肪などで出来ています。
体を形作る筋肉、骨、脂肪の割合を考えた時に、一定以上の比率になることを肥満と言います。
厚生労働省「平成16年国民健康・栄養調査報告」BMI(ボディ・マス・インデックス)は体重と身長の関係から計算で割り出した、肥満度の判定基準です。
BMI(ボディ・マス・インデックス)指数は肥満度の判定方法の一つです。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算されます。
現在のBMIと標準体重を知りたい方は、下の身長(Cm)、体重(kg)を入力後「計算する」のボタンをクリックすると、BMI・標準体重・標準体重との差、肥満度が計算できます。
BMI指数 | 判定 |
18.5未満 | やせ |
18.5~25未満 | 標準 |
25~30未満 | 肥満 |
30以上 | 高度肥満 |
肥満の原因は食事と運動不足が一番の原因となります。
うちは「太り易い家系だ」と言う言葉を耳にしますが、これはどちらかと言うと遺伝的な原因よりも、生活習慣の原因から来る肥満が多いようです。
家族がそろって肥満の場合、たくさん食べても周りがたくさん食べるので、それが普通と思ってしまい、一日の必要なエネルギー量から考えると、多すぎる量の食事をしがちです。
食事の量を必要以上に食べ過ぎないように、常に一日に必要なエネルギー量を自分で把握する必要があります。
若い時にたくさん食べる食生活を送ってきて、中高年になっても同じ量の食事をする食生活を送ると、年齢と共に基礎代謝も下がるので、エネルギーの取り過ぎになってしまいます。
基礎代謝とは「何もしないで横になっていても必要なエネルギー」のことです。
人間は横になっていても呼吸をしたり、脳を動かしたり、体温を調節したり、内臓を動かしたり、心臓を動かしたりなどとエネルギーを使っています。
このように人間が命を保つ為に最低限必要なエネルギーのことを「基礎代謝」と言います。
基礎代謝を高めると、エネルギー消費量も増えますので、取ったエネルギーを基礎代謝の分で多く消費でき、その分食べても太り難い体になります。
基礎代謝量を増やすには、筋肉を増やすのが一番効率が良い方法です。 筋肉は基礎代謝の中でエネルギー消費の40パーセントを占めます。
筋肉を増やすことにより、基礎代謝が増え、エネルギー消費量が増えることにつながります。
肥満は食べる量だけでなく、食べ方も影響あります。
不規則な食事、食事を抜く、まとめ喰い、早喰いなどが肥満の原因になります。 人間の体は決まった時刻に食事をとれば、そのリズムに合わせてエネルギーを消費しようとします。
それが不規則な時間の食事をすると、飢えに備えてエネルギーを脂肪として蓄えようとします。
それが肥満の原因となります。
食事と運動以外に、体脂肪が気になる方には特定保健用食品もお勧めです。
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