「生活習慣病」と言う呼称を使用するようになったのは1996年12月からのことです。
それ以前には「成人病」と呼ばれていて、成人病健診などと聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
成人病は死亡率の高い三大成人病(ガン、心疾患、脳卒中)に、その原因となる糖尿病や高血圧性疾患をまとめて「成人病」と呼んでいました。
又、成人病は40歳を過ぎてから多くかかる病気と考えられていましたが、色々と調査研究して行くうちに、年をとった事が原因でなく、子供の時からの生活習慣のゆがみの蓄積が原因となって起こる病気と明らかになってきました。
そこで厚生省(現厚生労働省)が、若い時からの生活習慣を改善すれば、病気の発生や進行を防ぐことができるを広く認識してもらう為に、「生活習慣病」という名称に変更しました。
生活習慣病の原因は食生活、飲酒、喫煙、運動、睡眠などの生活習慣が不適切(体に無理をさせる)ことが一番の原因となります。
遺伝的な要因も無いわけではありませんが、ほとんどの原因が自分自身で生活習慣を管理すれば、防ぐことができる病気です。
生活習慣病の多くは本人の気が付かない内に進行し、気が付いた時には治療も困難になります。
そうならない為にも子供の頃からの生活習慣を正すことが一番の生活習慣病予防につながります。
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