心臓の病気には動脈硬化などの原因で起こる虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、不整脈、先天性心臓病、心臓弁膜や心筋の病気、心肥大などがあります。
ここで主に取り上げるのは生活習慣病が原因となる虚血性心疾患です。
心臓を動かす筋肉に、常に新鮮な血液を送る冠動脈と言う動脈があります。
この冠動脈が狭くなったり、つまったりすると心臓を動かしている筋肉に血液が行かなくなり、酸素や栄養不足が起きて、ついには細胞が死んでしまいます。
このような状態を虚血性心疾患と呼びます。
虚血性心疾患には狭心症と心筋梗塞の二つがあります。
冠動脈に流れる血液が一時的に血管が詰まってしまい流れなくなる症状で、ニトログリセリンを服用することで症状が解決しますが、服用するまでの間は冠動脈に血液が流れませんので、服用まであまり長時間を要すると心筋の細胞が壊れて死んでしまいます。
冠動脈の内側が血のかたまりなどが原因で完全に塞がってしまう状態で、動脈の詰まりを起こした場所より先にある、関係する全ての心筋細胞が壊れて死んでしまいます。
虚血心疾患の原因はメタボリックシンドロームの危険因子である、高血圧、高脂血症、高血糖、喫煙です。
又、精神的な部分も大きく影響しますので、イライラせずに、常にストレス発散をしてゆったりとした規則正しい生活を送ることが大事です。
▲上に戻る
特定健診とメタボリックシンドローム予防http://www.me-ta-bo.com/