クロムは成人では約6~10mgが体内の臓器に存在しますが、年齢と共に減って来る唯一の微量元素です。
食品などから摂取するクロムは3価クロムとよばれ、毒性が弱く、糖質代謝、コレステロール代謝、結合組織代謝、たんぱく質代謝の維持に働いています。
◎血糖を調整する効果があり、インスリンレセプター(受容体)の数を増やし、インスリンの結合を促進すると共に、インスリン感受性を高める働きがあります。
◎脂質の代謝を高め、コレステロールが低下することにより、体脂肪が減り筋肉をふやします。
◎血液中のブドウ糖の処理能力を向上させる。
◎タンパク質、脂質、糖質の代謝促進
◎体重を減らし筋肉を増やす
◎低血糖症の改善
◎コレステロール、中性脂肪の低下
◎2型糖尿病、妊娠糖尿病の予防
◎インスリン抵抗性の改善
◎動脈硬化の改善
◎心臓血管障害の改善
◎免疫機能低下の改善
◎すい炎
一日の推奨量は40μgとなります。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」2010年版
◎疲れやすい
◎コレステロール上昇
◎動脈硬化
◎心疾患のリスクが高まる
◎インスリン抵抗性の増加
◎糖尿病の進行
◎白内障
◎太りやすい
◎精子数が減る
食事から摂取されるクロムは3価クロムと呼ばれ、毒性が低く過剰症が問題となることはあまりありません。
多く含まれる食品名 | 必要量 | 多く含まれる食品名 | 必要量 |
オートミール | 117.6g | 小麦・玄穀 | 160.0g |
そば・全層粉 | 137.9g | そば | 117.6g |
いんげん豆・乾 | 93.0g | えんどう豆・乾 | 93.0g |
凍り豆腐 | 108.1g | 湯葉・干し | 114.3g |
アーモンド | 133.3g | ごま | 129.0g |
らっかせい | 121.2g | たけのこ | 363.6g |
ブドウ・干し | 363.6g | しいたけ | 129.0g |
あおのり | 8.3g | ひじき・干し | 14.8g |
わかめ | 40.0g | あなご | 83.3g |
あさり | 88.8g | コンビーフ缶詰 | 90.9g |
鶏肉・ムネ | 102.6g | はちの子 | 108.1g |
プロセスチーズ | 74.1g | 玉露 | 75.5g |
せん茶 | 43.5g | こいくちしょうゆ | 125.0g |
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