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ビタミンE

ビタミンE

α、β、γ、δ-トコフェロール・α、β、γ、δ-トコトリエノール

ビタミンE

1936年に米国のエバンスにより、小麦胚芽油やサラダ油から2種類の不妊予防の因子を分離してビタミンEと命名しました。

食物から多く摂取出来るのはα-トコフェロール、γ-トコフェロールで、γ-トコフェロールは生理活性が低く、α-トコフェロールの1/10程度しかありません。
通常ビタミンEと言えばα-トコフェロールを指します。

ビタミンEは細胞膜に突き刺さったような形で存在し、ビタミンE自体が酸化されることによって、多価不飽和脂肪酸の酸化を防止する、強い抗酸化作用を示します。


ビタミンE・生理作用  ビタミンE・生理作用

活性酸素から生体膜・リポたんぱくの多価不飽和脂肪酸の酸化を防ぎ、過酸化脂質が増える速さを抑える抗酸化作用を発揮します。


ビタミンE・薬理作用  ビタミンE・薬理作用

◎強力な抗酸化作用
◎免疫機能を高める
◎乳がんを防ぐ
◎パーキンソン病
◎アルツハイマー病
◎心筋梗塞、狭心症のリスク低下
◎皮膚の傷を治す
◎男性ホルモンの働きを活発化させ、精子の製造能力を高める
◎更年期障害


ビタミンE・一日の摂取量  ビタミンE・一日の摂取量

■ ビタミンE・一日の摂取量 ■

ビタミンE・一日の摂取量
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」2010年版



ビタミンE・欠乏すると  ビタミンE・欠乏すると

◎溶血性貧血
◎動脈硬化のリスクが高まる
◎赤血球の寿命が縮まる
◎疲れやすくなる
◎集中力の低下
◎過酸化脂質の増加
◎精子が少なくなる
◎筋肉が弱る


ビタミンE・多く摂りすぎると  ビタミンE・多く摂りすぎると

過剰症はありません。


栄養素を多く含む食品  栄養素を多く含む食品

■ ビタミンEの多く含まれる食品 ■

ビタミンEを多く含む食品 ビタミンEを多く含む食品 ビタミンEを多く含む食品
(目安量8mg/日を一つの食品から摂る場合の必要量)
多く含まれる食品名必要量多く含まれる食品名必要量
ひまわり油20.7g綿実油28.3g
サフラワー油29.5g米ぬか油31.4g
とうもろこし油46.8g大豆油76.9g
なたね油52.6gソフトタイプマーガリン53.0g
アーモンド・乾25.8gヘーゼルナッツ・フライ44.9g
ひまわり・フライ66.6gらっかせい・乾79.2g
煎茶12.3g抹茶28.5g
玉露48.8g紅茶81.6g
しろさけ・すじこ75.5gぼら・からすみ82.5g
キャビア・塩蔵品86.0gしろさけ・イクラ87.9g
うなぎ・かば焼163.3gすけとうだら・たらこ112.7g
小麦はいが28.3gマヨネーズ・全卵型54.4g
(α-トコフェロール量)

食品から一日の推奨量を摂るのは心がけていても、結構たいへんです。
食品と共にサプリメントを利用されますと、効率よく摂取できます。

メタボの原因となる活性酸素を除去するには、抗酸化作用を持ったビタミンEが効果を発揮します。
又、ビタミンCと一緒に摂ることにより、ビタミンEの抗酸化作用を持続させることができます。


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