1807年、ナトリウムを発見したH・ディビーがナトリウム発見の数日前に、植物の灰の成分「ポタシ」からカリウムを単離してポタシウム(独名:Kalium)と命名しました。
成人の体内には約120グラムのカリウムがあり、ほとんどが細胞内に存在します。
カリウムはナトリウムと同期して働き、血圧を下げる働きをします。
体内のカリウムの量が減るとカリウムの排泄量が抑えられ、尿の中のナトリウムとカリウムの比率が増加して、細胞内液中のカリウムがナトリウムに置き換わります。
細胞の成長と分裂、酵素活性、神経及び筋細胞の興奮性、収縮などに関係します。
◎神経信号の伝達
◎正常血圧の維持
◎正常な心臓鼓動の維持
◎筋肉の伸縮に関与
◎細胞内の浸透圧の維持
◎細胞内のPHの維持
◎血糖をグリコーゲンに転換
◎酸素反応の調節
◎高血圧の予防
◎心臓病、発作のリスクを下げる
◎腎臓結石の予防
◎虚弱体質の改善
◎アルコール中毒の改善
◎糖尿病、低血糖症
◎不整脈の改善
◎筋肉の痙攣に
◎アレルギーの緩和
一日の目安量は2000mg/日となります。
又、生活習慣病予防の観点から見た望ましい摂取量は3500mg/日となります。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」2010年版
◎血圧の上昇
◎乾燥肌
◎ニキビが出やすくなる
◎食欲不振
◎筋肉の痙攣
◎発育障害
◎腱反射の低下
◎肺筋力が低下して息苦しくなる
◎不整脈
◎骨が脆くなる
◎精神錯乱、昏睡
◎腎臓の働きが弱る
◎腎臓の機能障害がある場合は、高カリウム血症になることがあります。
多く含まれる食品名 | 必要量 | 多く含まれる食品名 | 必要量 |
パセリ | 200.0g | よもぎ・葉 | 224.7g |
ほうれんそう | 289.9g | とうがらし・果実乾 | 71.4g |
みつば | 312.5g | 枝豆 | 338.9g |
にんじん | 714.3g | にら | 392.2g |
しそ・葉 | 400.0g | しゅんぎく | 434.8g |
あずき・全粒乾 | 133.3g | いんげん豆・全粒乾 | 133.3g |
そら豆・全粒乾 | 181.8g | 大豆・全粒乾 | 105.3g |
挽きわり納豆 | 285.7g | こんにゃく | 66.7g |
ビスタチオ・いり | 206.2g | ココナッツ | 243.9g |
アーモンド・乾 | 259.7g | らっかせい・いり | 259.7g |
ぎんなん | 285.7g | ひまわり種・フライ | 266.6g |
ひじき | 45.5g | あまのり・ほしのり | 64.5g |
あまのり・味付けのり | 74.1g | あまのり・焼きのりく | 83.3g |
玉露 | 71.4g | 抹茶 | 74.1g |
せん茶 | 90.9g | 紅茶 | 100.0g |
しいたけ・乾 | 95.2g | 小麦はいが | 181.8g |
するめ・加工品 | 181.8g | さくらえび・素干しく | 166.7g |
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