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葉酸

葉酸

プテロイルグルタミン酸

葉酸

1944年米国のスネルらにより、肝臓に含まれる悪性貧血予防因子がほうれん草にも含まれるのを示し、葉酸と名づけました。

葉酸は植物性食品だけでなく動物性食品にも多く含まれていています。
食材の中の葉酸はほとんどが複数のたんぱく質と結合したポリグルタミン酸型ですが、体内で吸収するにはモノグルタミン酸型まで分解しなければならず、その為、摂取した量の50%程度しか体内に吸収されません。


葉酸・生理作用  葉酸・生理作用

◎遺伝子情報(DNA)が詰まった核酸中の成分の合成に補酵素として働きます。
◎細胞の増殖、成長、修復には必須なビタミンとなります。


葉酸・薬理作用  葉酸・薬理作用

◎貧血症、悪性貧血の改善
◎アルツハイマー病の予防
◎通風の緩和
◎動脈硬化、心臓病のリスクを下げる
◎肺、大腸、直腸ガンのリスクを下げる
◎ウィルス性肝炎のリスクを下げる
◎疲労、うつの緩和


葉酸・一日の摂取量  葉酸・一日の摂取量

■ 葉酸・一日の摂取量 ■

葉酸・一日の摂取量
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」2010年版


葉酸・欠乏すると  葉酸・欠乏すると

◎骨髄の血球を作る能力が低下して貧血になる
◎消化器粘膜に影響、口内炎、舌炎、胃腸潰瘍
◎物忘れ
◎大腸、肺、食道等のガンのリスク増加
◎貧血による動悸、息切れ
◎ホモシステイン増加による動脈硬化、心臓疾患


葉酸・多く摂りすぎると  葉酸・多く摂りすぎると

葉酸を大量(1~10mg)摂取すると、発熱・蕁麻疹・紅斑・かゆみ・呼吸障害などの葉酸過敏症を起こすことがあります。


栄養素を多く含む食品  栄養素を多く含む食品

■ 葉酸の多く含まれる食品 ■

葉酸の多く含まれる食品 葉酸の多く含まれる食品 葉酸の多く含まれる食品
(推奨量240μg/日を一つの食品から摂る場合の必要量)
多く含まれる食品名必要量多く含まれる食品名必要量
モロヘイヤ96.0gパセリ109.0g
ブロッコリー114.3gほうれん草114.3g
しゅんぎく126.3gアスパラガス126.3g
たかな133.3gクレソン160.0g
じゃがいも1142.9gそら豆・乾92.3g
大豆・乾104.3gあずき・乾184.6g
糸引き納豆200.0gいんげん豆・乾282.4g
あまのり・焼きのり12.6gあまのり・味付けのり15.0g
いわのり・素干し16.0gあまのり・ほしのり20.0g
あおのり・素干し92.3gまこんぶ・素干し92.3g
せん茶18.5g抹茶20.0g
玉露24.0g紅茶114.3g
鶏肝臓18.5g牛肝臓24.0g
豚肝臓29.6g小麦はいが61.5g

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